泉佐野へ引っ越してきて、4ヶ月になろうとしている。関西弁は、まだまだ流暢までには程遠いが、エセ関西人にならないよう気を付けながら使っている。
生活もだいぶ慣れてきた。近くの「イコラモール」に初めはお世話になりっぱなしだったが、最近は「ララポート」や「AEON」まで足を伸ばせるようになってきた。
やはり日本のモールは、インドネシアのような「どこのモールも変わんない」なんてことはない。色々あるから楽しめる。
AEONでは、みんな大好き「串家物語」にも行った。
串揚げが食べ放題で人気があるようだ。コンセプトなので、自分で串刺しのネタを揚げまくって、それはそれで楽しんだら良いのである。ネタの質が悪かろうとそんなのは関係ないのである。
味なんか度外視して楽しみや満腹に重きを置き、こんなに脚光を浴びるまでビジネスを大きく展開している人間もいれば、真面目に串揚げそのものにこだわりを持ってお店を切り盛りしている方もおられる。
「うしじま」という串揚げ屋さんで、鶴原駅から26号線に向かう道中にある。開店して1年ほどのお店のようだ。
レトロな雰囲気を演出している店内だ。年明けに行ったとき、店長は「最近は休みも取れずに働き詰めですわ!」とか何とか言っていた。
専門店だけあり、出てくる串揚げは、それなりのクオリティを身にまとっている。店長の考案したネタもあり楽しめる。最高の揚げ方でお客をもてなす。
ビールジョッキを片手に、串揚げがすすむ。店長と会話をしながら、串揚げとじっくり向き合える。そんなところは「串家物語」とは訳が違う。
こだわりのメニュー達が、さらに酒をあおる。
コンセプトが全く異なる「串家物語」と「うしじま」であるが、どちらが良いとか悪いとか言う話ではない。何を求めて串揚げを喰らうか、という話だ。
またぶらりと「うしじま」に立ち寄りたいものだ。
そっちの方が自分の性に合っている。