年が押し迫る昨年の暮れに「そば打ち教室」に運良く参加できた。その記事はこちら。
http://shogots1978.hatenablog.com/entry/2018/02/04/173948
これを機に、自分でそばを打とうと心に決めたのだが、いまだに一回も打てていない。まぁそんなもんだろう、という部分もあるが少々残念な気持ちにもなる。
残念であるだけならまだ良いのだが、事もあろうか、ちょっと良さげな蕎麦屋まで見つけてしまった。こんな素敵な蕎麦屋があるなら、自分で打つ必要なんてまるでなくなるんじゃないかと、そんな気持ちにだけはなるまいと思いながら、暖簾をくぐった。
その名も「自家製粉 石臼挽き 手打ち 仙太郎」だ。
古民家が並ぶこのエリアの一角に個性溢れる風貌でたたずんでいる。古民家の改築は、それだけである程度の雰囲気が出せるから羨ましい。
蕎麦屋の他にも、雑貨屋や喫茶店などが並んでいる。おそらくちょっとしたタイムスリップ感や物珍しさが、客の心を惹くのだろう。
仙太郎のメニューはこちら。
蕎麦を楽しめるだけでなく、夜に来るとお酒も楽しめそうなラインナップだ。
限定品やおすすめ品もあり、色々とチャレンジをして進化を目論んでいるあたりも好感がもてる。
お店の雰囲気だけでなく、味ももちろんしっかりとしている。
やはり蕎麦の味が一番わかるざる蕎麦をオーダーしたのだが、二八蕎麦らしく、しっかりと蕎麦の香りを漂わせ、歯ごたえも抜群の麺である。手打ちのみが表現できる、絶妙なバランスがそこには感じられる。
そして、蕎麦だけではない。
この天麩羅だ。蕎麦よりもこちらの方が価値があるんじゃないかと言われているのがうなずける程。サクサク感がどうこう言うレベルを超えた一品だ。オーダーは蕎麦と天麩羅を激しくおすすめしておく。
せっかくだったので、シメにこちらをオーダー。「龍の卵の卵かけごはん」
卵の色が濃く、濃厚な卵を堪能できる。
卵かけごはんは、僕にとって心落ち着く食べ物なのだが、インドネシアで生活していたころは、全く食べれなかった。インドネシアの生卵はどうも信用が置けないからだ。現地の人も生卵は食べないし。
まあ、そうは言いつつも最後は蕎麦湯だ。
僕はこれで大満足だったが、家族はさらにアイスでしめていた。
店内はこんな感じの雰囲気。
とても美味しい蕎麦を食べさせてくれる「仙太郎」は、激しくおすすめできる。また行きたいが、習った蕎麦打ちを実践せねばならない…。
※水木曜日が定休日。昼食と夕食をやってる。